ぼくは、今日決めたことであっても明日には全く違う選択をしたり、正反対のことを言ったりする行為を矛盾していると決めつけません。
今日のベストが明日もベストではないかもしれない、という一般論からそういう風に考えている部分もありますが、昨日のあの人と今日のあの人が全く同じではないという事実の方が面白いから、そういう視点で矛盾を理解するように心がけています。
コロコロ変わってもいい
自分の夢を追いかけて、信念を貫いていた人があるときあっさり、別の何かに傾倒する。こういったこともあり得ると思います。
それは、もしかするともっと抽象的な夢や目標として同じものを目指しているのかもしれませんしある出来事によって全く別の思考が芽生えたのかもしれません。
ぼくも、そうやってある部分では方向転換を何度も繰り返しています。ある人にとっては、それは受け入れがたい矛盾となったり、何かを捨てているように思えることもあったのではないでしょうか。
でも、描いている未来は一緒だったり新しい何かを得ることが最善と判断した結果でした。
ぼくは、誰もがそうなんだと考えるとすんなり理解できることも多く、基本的にはそういうスタンスです。
変化こそ正義だと思う
そして、今日と明日の自分は違うという前提で生活すると、なんだか昨日と違ったなと気がつくことができる瞬間があるものです。
些細なことでも基準が変わったと思えること。昨日まではなんでもなかったある行動の前に何かを考えたりするようになったことはありませんか。それは本の影響かもしれないし、家族の一言のおかげかもしれない。
判断の基準が動いたり、深く考えたりするようになること。
そういう瞬間がふと訪れたときに、ぼくは嬉しくて何とも言えない気分になります。
そういう小さな変化も、大きな変化の前触れかもしれないので、意識してみると面白いのではないでしょうか。