ぼくは、everPostというEvernote検索アプリをリリースしています。
これは、6つのジェスチャーに色々とアクションを割り当てておいて、検索結果のノートに対してアクションを行うというアプリです。
アクションの種類は、現時点で大きく分けると7種類あります。
- ダイアログの表示
- ノートをEvernoteで開く
- ノートのリンクをコピー
- リマインダーを追加
- ノートブックを移動
- タグの変更・追加
そして、「URLスキームの呼び出し」です。
この最後のURLスキームの呼び出しが、ちょっとややこしい機能だと思いますので、この記事で詳しくご紹介します。
URLスキームとは、何かというのは以下の記事などを参考にしていただきたいのですが、簡単に言いますとURLを開くと、アプリが起動するリンクのことです。
知っておくとiPhoneをもっと便利に使える「URLスキーム」とは? – たのしいiPhone! AppBank
ザクっと言うとそんなものです。
これを呼び出すことで、色々なアプリと連携することができます。
ぼくが、自分の使い方で想定している連携アプリはOmnifocusなので、これをベースに説明します。Omnifocusは、いわゆるToDo管理アプリ、GTDアプリです。
日々のやることを管理するアプリですね。
OmniFocus 2 for iPhone
カテゴリ: 仕事効率化
価格: ¥2,000
URLスキームを使う
Omnifocusには、やることを追加するURLスキームが用意してあり、以下のような仕様になっています。変更可能な部分は、[
]
で括って表現します。
omnifocus:///add?name=[ここにToDoの件名]¬e=[ここに詳細など]
となっています。
?
以降のnameとnoteというキーに、イコールで値を設定するというものです。
&
で複数のキーがあることを表現しているので、片方だけを入力するのであれば&
は不要です。
順番もnoteが先でも問題ありません。
両方とも不要であれば、add
だけでも動作します。その場合は、何も入力されていないToDoの新規作成画面を起動するという意味になります。
これをeverPostのURLスキームの機能で呼び出す場合は、それぞれのジェスチャーのアクションの設定画面で設定できます。
例えば、右スワイプの動作に割り当てる場合を例にしてみます。
設定画面の、右スワイプを選んで一番下にあるURLスキームの入力欄を選んでください。
テキスト入力で、先ほどのOmnifocusのURLスキームを入力しましょう。
とりあえず、動作するかどうかの確認でURLスキームのスキームのみ入力してみます。
omnifocus://
アクションを設定したジェスチャーを実際に検索結果の画面で、使ってみます。
右へスワイプすると赤い帯が表示されるようになっています。
こうすると、Omnifocusが起動します。
では、これを拡張して新規作成画面にノート名を件名として、ノートへのリンクをメモとして登録するURLスキームを作ってみます。
各ノートの情報を引数として設定する機能がeverPostにはありますので、それを使います。
omnifocus:///add?name=%notename%¬e=%notelink%
こうすることで、新規作成画面にノート名を件名として、ノートへのリンクをメモとして登録するURLスキームという意味になります。
この%notename
と%notelink%
がアクションを呼び出す際に、その対象のノートのノート名とノートへのリンクに変換されます。
実際にジェスチャーをしてみると、ちゃんと動作します。
このノートのリンクは、Evernoteの公式アプリでノートを開くURLスキームです。
ですので、Evernoteのノートを直接ポストイットみたいに他のアプリに貼り付けるようなイメージで使えるのではないかと思います。
ぼくの場合であれば、Omnifocusに登録しているタスクに関連する資料を貼り付けるようなイメージで使っています。
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