始まりはユビキタスキャプチャなんて言葉に惹かれて、たくさんメモをするようになったことです。
もともとEvernoteには夢中だったけど、Googleノートブックというサービスも使っていました。
iPhoneとこれらのサービスで、ぼくのいつでも気になったことをメモする習慣の原型が出来上がったのです。
その後、手書きのノートでメモを取ることを始めたという記憶があります。
本当に意識して始めたと言えるのは、この頃からでした。
そう、手書きが習慣になったのは、モレスキンを手にしてからでした。
ぼくは、もともと手帳はバイブルサイズのものを使っていたのでその延長上で、ラージを購入したのを覚えています。
毎日使っていくとToDoリストはもちろんのこと、気になったことやくだらない数式、仕事上で必要になったいくつかの問題。その解決方法。
たくさんの手書きの思考のあとがモレスキンに集まるようになっていきました。
文字をグチャグチャと黒塗りして消したあとや、スケッチして引いた線を改めて書きなおしたあとなどやり直しの過程もそこには残っていました。
これがぼくには大切なことに思えて、モレスキンに書くのがさらに好きになっていきました。
そのあともモレスキンの質感が気に入って何冊か用途を分けて購入しました。
きっと、この質感に触れることが報酬として機能し、頭や心のモヤモヤがトリガーとなって、書く行為がルーチンとして、ぼくの重要な習慣となったのです。
書くことを通して物事が整理できていなくても、モレスキンを触りながら何か書けばスッキリしている自分がいるのですから。