「小さなチーム、大きな仕事」(REWORK)を読みました。

こんにちは、JAGA(ja_gaimopotato)です。
「小さなチーム、大きな仕事」(REWORK)を読みました。
37signals(いまは、Basecamp)というBasecampというプロジェクト管理ツールのWebサービスを運営している企業です。
Ruby on Railsを開発したということでも有名だそうです。

その37signals(いまは、Basecamp)の自分たちのビジネスの仕方や心構え、信条を伝えるために1冊にまとめた本という風に感じた1冊です。

また今年、37signalsはBasecampへのリソースを集中させるという決断をしました。

米37signalsがBasecampに社名を変更、事業集中で他サービスは売却も検討 -INTERNET Watch

Two big announcements.

However, because we’ve released so many products over the years, we’ve become a bit scattered, a bit diluted. Nobody does their best work when they’re spread too thin. We certainly don’t. We do our best work when we’re all focused on one thing.

少しばかり手を広げすぎたという判断から、集中することにしたということです。
ぼくたちが他の企業のサービスを使っていると気が付きますが、どの企業もたくさんのサービスを展開しています。そうした中37Signalsが持っていたサービスは決して多くなかったと思いますが、それでも手を広げすぎたという判断になったということは、とても重要な示唆なのではないかと思います。
本当に必要なものは一つか二つで十分なのかもしれません。

そういったことを知りながら、この本を読むとより一層面白かったのです。


成功から学ぶ

失敗から学ぶことは過大評価されている。
失敗は成功の源ではない。1度成功した起業家は、うんと成功しやすい。 (34 パーセント)失敗した起業家が次に成功する確率は、初めて起業する人と同じ。(23パーセント)
進化は常にうまくいったものの上に築かれ、過去の失敗は引きずらない。あなたもそうであるべきだ。

失敗している起業家の方が安心して投資ができるという言葉をよく目にします。アントレプレナーとかなんとかそういった感じの本には本当によく書いています。
もちろん、ぼく自身も失敗からで得られることはたくさんあると思っています。でも、成功体験から得られるものも同じぐらい大きい意味があるということも分かります。
仮説と検証の過程で、成功と失敗が繰り返されているだけだという風にも考えられますがいかがでしょう。

時間は自分で作る

時間がないはいいわけにならない

一番多い言い訳は「時間がない」だ。
そんなわけはない、正しく使えば時間はあるものだ。普通の仕事をしながら夜中にプロジェクトをスタートさせればいい。
始めてみれば、興奮と興味が本物なのか、それとも一時的な興味だったのかわかる。本当にしたいことがあれば、他にやることがあろうとも、時間を作る。

これは、すごく理解できます。ぼくは、プログラミングを本当にやりたかったので休みの日も帰宅してからの時間も、ほとんど費やしてきました。
1年以上続いているので、本物の興味ではないかと自分では思っています。
ブログも真剣にはじめて、半年以上経ちますがまだまだ面白くて続けています。

やりたいことをする時間がないということはありえないと言うことは、本当にそのとおりだと思います。
変わりに今時間を使っている何かをやめればいいのです。
それだけのことなのですが、難しい。
でも、時間の使い方を見直せば必ず時間はあると思います。

もちろん、これだけではなくたくさんの名言とも言える言葉がたくさんこの本にはあります。
どれも考えさせられ気がつく、あるいは自問自答してみる。そういった時間を作ってくれるはずです。

【小さなチーム、大きな仕事】37signals名言集 – NAVER まとめ

自分たちでしか作ることのできないサービスを作っているという自身と共に語られる経験則は、ぼくの心に響きました。
ぼくもアプリを作るときは、自分が改善したかったり、自分が欲しいアプリを作ります。
そのときのアイデアや熱意を形にするまでが楽しかったりします。そこから一歩踏み込んで、ぼくにしか作れないものを作っているのかと言われると、まだまだ精進しなければと考えることも多いです。

この本のタイトルでもあるREWORKの言葉の通り、自分を見つめなおして点検してみるには持ってこいの一冊です。どんな人にも届く素晴らしいメッセージだと思いますので、ぜひ読んでみてください。

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