「Android Wear」が発表されたので、ウェアラブルデバイスについて考えた。

こんにちは、JAGA(ja_gaimopotato)です。
Androidのウェアラブルデバイス対応OS「Android Wear」が正式に発表されましたね。
特にスマートウォッチの分野で、まず動きがあるようです。

このスマートウォッチを始めとするウェアラブルデバイスは、今後増えていくだろうと予測されていますが、流行りだけではない方向性だとも思っています。

先日、ウェアラブルデバイスについてかかれた本「ウェアラブルは何を変えるのか」を読みました。
この中にも書かれていましたが、Bluetoothによる省電力でのデバイス間の通信も現実的になってきましたし、スマホですでに作られたネットワークを利用する形で、それを前提としているたくさんの、ウェアラブルデバイスが誕生すると考えられます。

Google、スマートウォッチOS、Android Wearを発表―最初の製品はLG ‘G’とMotorola Moto 360 | TechCrunch Japan

Official Google Blog: Sharing what’s up our sleeve: Android coming to wearables

ウェアラブルデバイスの機能とは

ウェアラブルデバイスの機能とは何なのかと考えると、Nike+ Fuelbandのように、ぼくの情報を数値化して、可視化するためのデバイスと、Google Glassのように、ぼく自身の感覚や思考を拡張するためのデバイスの二つ捉え方ができます。

この二つの側面は、自分をオンライン化することと、仮想を現実に持ってくることの二つの機能であるとも捉えることができます。

アプリで、オンライン化を助けたり現実をサポートする機能を提供できるかも知れないというのは非常にワクワクすることなのですが、そういった機能の中で一つ大事なことを見落としていました。

ファッション性という役割

ウェアラブルデバイスというハードウェアが提供する機能を見落としていました。
身につけるということは、ファッションの一部となるということです。
自分の個性の一部としてのウェアラブルデバイスという、側面も必ず出てくるでしょう。

となると、世界には大小様々なファッションブランドがあるように、多種多様で個性的なウェアラブルデバイスがある世界の方が想像しやすいことに気がつきました。
今たくさんの種類のスマートフォンが発売されていますが、ほとんどがAndroid搭載機です。
多種多様というのは、Androidの遺伝子に刻まれた性質のようなものですのでウェアラブルデバイスでは、この特徴が全面に出ることがプラスに作用すると考えられます。そういったことからも、Androidの方が向いているのではないのかという考え浮かびます。

スマホの世界より個人に近づく

スマートフォンは、あくまで道具としての側面が強いために個性を主張できる限界がありました。
しかしウェアラブルは際限のない個性の世界で人間とデジタルを結ぶことができます。

そこには、Appleが、これはAppleの時計だ、メガネだ、服だ、アクセサリーだ。と提供するだけでは埋まらない需要があるでしょう。
例えばApple製品も買うけれど、服装に合わせて違うものを使おうという需要なんていくらでも考えられます。流行りによって、服装を変えるようにウェアラブルデバイスも変えることだって十分考えられるでしょう。

価格にもよるでしょうけど、同じカテゴリーのデバイスを2つも3つも持っていてもおかしくない世界なのです。

Appleはいつ動くのさ

モノのインターネットの世界が始まって、ウェアラブルデバイスが当たり前になる世界がすぐそこに来ている。
身に付けるデバイスが当たり前になれば、そこにはいくらでも需要があります。そして、その多様性を受け入れるAndroidはとても合っています。

AppleがCarPlay(iOS in the Car)でクルマの多様性を包む世界を作ろうとしているように、多種多様なウェアラブルデバイスを包む世界を構築できればAndroidの一人勝ちということにはならないと思います。iOS in the Wearとか。

Apple – CarPlay

これは、Androidと同じアプローチで、ディスプレイや受信機としてのウェアラブルデバイスとそれらの中心に位置するスマートフォン/iPhoneという組み合わせで十分でしょう。

こんなことを考えていたら今後、数年間でまた面白い流れが生まれるのではないかと思い始めています。

ちなみに、Androidについて、それほど深く理解しているわけではありませんが多様性という表現の意味は、次のような考えからです。
今、スマホは各メーカーが独自の改良をしてAndroid端末を差別化しています。
スマホの市場では、それが需要に対して隙間を埋めるように上手く働いているのか分からないのですが、ウェアラブルデバイスでは上手く働くと思うので、そこが強みになるのではないかと考えているということから多様性という言葉がしっくり来て使いました。

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